2024年11月2日・3日:觀音樂⑦
『空海の敷(しき)曼荼羅(マンダラ)を渉(ある)く』開催のご案内
高雄/嵯峨野 見立て曼荼羅を渉く
錦繍の季節、
ご一緒に《曼荼羅カーペット》の上を踏みしめて歩きましょう。
空海が敷いた高雄/嵯峨野 曼荼羅を
渉く
空海が、高雄から嵯峨野エリアに敷いた
《曼荼羅カーペット》を歩こう!!
愛宕山、嵐山、小倉山そしてその名もマンダラ山。
眼下の保津峡、清滝川のせゝらぎが響(どよ)む山水曼荼羅を渉ります…
千二百年前、唐から帰った空海は、峨々(がが)たる山々と幽邃(ゆうすい)なる渓谷を流れるせゝらぎの景に
【敷き曼荼羅】をかぶせ、結界を敷いた。
※【曼荼羅(マンダラ)】とは
古代インドに起源。
ヒンドゥー教と仏教の中で発展。
瞑想、教義を視覚的に表現するため誕生するも、やがて仏教儀式や修行に《曼荼羅カーペット》が。
またカラフルな色砂で精緻に描かれる《砂マンダラ》も…。
僧侶たちが永い時間をかけやっと完成させたかとおもうと、アッという間に掻き消されます。
そのはかなさは“無常”を示しています。
この世の物質的な“執着の放棄”を象徴しているのです。
プログラム
十一月二日(土):十三時~十六時(十二時半入場)
◉阿字観
密教瞑想(メディテーション)
宇宙の聖音…はじめの音〈a(阿)〉と、終わりの音〈húm(吽)〉。
密教の観想法『阿字観』と、空海が書いた『吽字義(うんじぎ)』…
印度から中国に〈húm〉が伝わったとき、同音の漢字がなく中国で創作されたその字が〈吽〉。
〈吽〉は、〈nnn...〉と牛が口を閉じて鳴くその音…
ふたつ合わせて〈阿吽(あ・うん)〉なり
会場/嵯峨野・観音院本堂(椅子席あり)
●十三時~十四時三〇分
武内孝善師による解説・指導「阿字観」
[休憩]三〇分
●十五時~十六時
『ご宝号念誦―その心と歴史―』
※[宝号]南無大師遍照金剛。
講演:武内孝善師
●十六時~十六時十五分
『御法話』
観音院住職 白石慈恵尼
(終了後、千体観音堂に輝ける瑠璃観音体験や、正十二面体スピーカー奏でる聲明をしばしお聴きいただけます)
主催/觀音樂座
参加費/二〇〇〇円
詳細は参加決定後お伝えします。
十一月三日(日):一○時~十六時
◉空海道を渉く
神護寺~大覚寺歴史散策
大唐・長安の都から嵐の波濤を奇跡的に渉り、
わが国初の密教経典を無事、積載して帰国した空海...
新都「平安京」造営まなしのころ。都の西北、現・神護寺だ。
時の若き天皇、嵯峨天皇が大沢の池のほとりに別荘を築いたのが
嵯峨院(大覚寺)。神護寺と大覚寺。そのあいだを結ぶように
清滝川の清冽なせゝらぎがいまも寸分かわらず流れている。
みなぎる空海の脚足では一時間足らずの距離か。
せゝらぎを魚のように渉り歩いた弘法大師・空海の姿が眼にうかぶ...
[一部] 神護寺参拝
●一○時、神護寺山門前集合。大師堂など特別拝観を空海博士、武内孝善先生の解説による
●十二時~十二時四〇分、昼食(弁当) 神護寺内茶屋席
[二部] 神護寺から大覚寺まで
●十三時、神護寺山門スタート。清滝川沿い「空海道」を涉覽し嵯峨天皇の待つ大覚寺へ
●十六時、大覚寺到着 解散(希望者は大覚寺自由参拝)
[参拝時間]最終受付十六時三十分、閉門十七時
主催/觀音樂座
参加費/三五〇〇円【拝観(特別含む)料+茶屋+弁当、茶ほか】
詳細は参加決定後お伝えします。お申し込み先着順、定員次第〆切。